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ヤマオカ

【商品紹介】Gibson ES-335TD Walnut

1970年代前半、1973年~1975年の製造。このあたりはシリアルで断定ができないため大まかな推定になります。ポットデイトは1973年です。ボリュートの入った3ピースマホガニーネック(ナローネック)。以降、1975年頃にはネックがメイプルの3Pになりますので、ギリギリそのあたりかと思われます。70年代といえばのウォルナットカラーがげき渋い。

フレットはかなり低く、4分としております。偏摩耗あり。極端な音詰まりはないですが、音の立ち上がり、減衰がなだらかな、フレットが低いなりのしゃきっとしない風です。このあたりは好みによって許容できるかできないかが出てくると思います。古い質感ではあるのでビンテージライクなフィーリングが好みの方はそのままでも。パシっとしたい方は打ち換えを視野にいれていただきたい。
ペグは2コブのオリジナル。ただ1弦のペグボタンが軸に対して奥に深く入ったようになっております。そこまで目立つものでもなく、機能として問題はございません。

ピックアップは「ステッカーナンバードPAF」を搭載。カバーを外していないので見てはいませんが年代的には1965年あたりから出始めるTトップのボビンでしょうか。枯れた低音と癖のないクリアなトップエンド。出力はもちろん低めで、ピッキングに対して繊細な反応をするため、力加減はもちろん。ピックのあたる角度まで、しっかり音に出るようなストイックな雰囲気です。右手だけでなく、先述の低めのフレットも相まって左手の押さえるニュアンスも決して見逃せない要素に感じます。

ハイエンドギターのように、どのポジションでもきっちりと発音されるギターとは真逆の性質をもつのがおもしろいところ。みっちり向き合って、良い音の鳴らし方をしっかり向き合って探す、そんなどっぷりハマる一本のように思います。フィジカルの要素をこぼすことなく出音する”良い”ギターではないのかもしれませんが、己とギターとの共通言語を探し出し、オンリーワンな塩梅で鳴るような実に”奥の深い”ギターといえるでしょう。

ボディバックにバックルキズあり。塗装は何か所か曇りと細かな割れがあります。木部の割れはなし。指板は爪キズ、凹みあります。製造から50年経つと考えればそれなりのコンディションでしょう。判別できるところ交換パーツはなく、オリジナル度が高い一本。書類などはなくオリジナルハードケースのみ付属します。

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https://woodvillage78.net/products/detail/3647

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