コンパクトエフェクターの歴史のなかで、常に先手を打っていたのはマエストロでした。レズリースピーカーのサウンドは心地よいものの、運搬が非常に手間であることを受けてTom Oberheim氏は製品の開発を進めました。結果、それは大きくヒットし3万台生産されました。本機はSPEEDコントロールのない前期の「Maestro PS-1A Phase Shifter」です。
電源は直接本体からコードが伸びており、ON/OFFのフットスイッチはありません。そしてとても大きなサイズです。ビッグマフよりも大きいです。
フロントにある壁スイッチのようなスイッチで電源をON/OFFします。その隣にある、3つ並んだレトロなカラーリングのスイッチで波の速さを選択します。左の青緑のスイッチが一番ゆっくりですが、これ自体がエフェクトのON/OFFを兼ねており、右に向かってスピードを速くしていくには、この青緑をONにしたままにしなければなりません。ちなみに青緑がON(エフェクトが有効)の状態では右にあるスイッチが優先されます。つまりオレンジをONにしたければ、青緑さえONにしておけば白はONにせずともよいということです。なお掛かりの深さは一定です。
規格外のでかさなのでボードに組み込むのは現実的ではありませんが、レコーディングや据え置きなどで出番があるのではないでしょうか。現代に流通しているフェイザーのほうが使い勝手がいいのはいうまでもありませんが、溢れるロマンは留まることを知りません。1970年代という経年を考慮せずとも状態は美しく、動作も全く問題ありません。
商品ランク | A |
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機材名 | エフェクトユニット |
付属品 | 本体のみ、弊社品質保証対象外商品 |
発送サイズ | 80 |
コンディション | |
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中古品★★★★☆ ※使用に伴います汚れや小キズ、金属部のクスミがございますが年代を考慮すれば美品。 ※動作チェック等を行っており、問題なくお使いいただける商品となります。 |
〇ご購入はコチラ(デジマート) ※R6/09/07 売却済み
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