滋賀県が誇るペダルビルダー北田氏によるブランド「KarDiaN(カージアン)」。
研究に研究を重ねる根気と、類まれなるセンス、そして冷静な客観視を持つ氏は2017年に開催されたビルダーズ・コンテスト優勝を皮切りに、日本国内だけでなく海外にもその販路を広げるに至ります。
今回紹介させていただくのは、"Tube Screamer"から繋がる現代のサウンド。
「SEROTONIN ORIGIN S.T. セロトニンオリジン」、でございます。
以下オフィシャルサイトより引用(※)。
全てのTube Screamerを研究し尽くした至高のオーバードライブ
田村進氏はエフェクター界隈では知らない人のいないレジェンドエンジニアです。彼の持つ設計技術はTube Screamerの製作に始まり数多くの素晴らしいペダルを生み出してきました。そんな田村氏は現在長野県で設計に明け暮れており、今回島村楽器の平林氏とご縁を繋いでいただきKarDiaNとの共同製作に繋がりました。田村氏とKarDiaN北田による二人のエンジニアの回路設計、そしてKarDiaN北田の所有するMaxon OD-808 Narrow, Maxon OD-808, Ibanez TS-808 Narrow, Ibanez TS-808, etc...これら全て、そして複数台の同機種を研究し二人のエンジニアが死力を尽くしたペダルが誕生したのです。
(※https://kardian.net/products/serotoninoriginst)
1978年。レジェンドエンジニア田村進氏によってレジェンドペダル"Tube Screamer"が誕生しました。従来の歪みペダルというと荒々しくファジーな質感なものが多かったなか、メロウでソフトな歪みということでBOSS OD-1とともに世界を席巻、オーバードライブの歴史が塗り替わりました。そして現代でも、それは起ころうとしています。稀代のエフェクトペダルデザイナーである北田駿一氏は今回、レジェンド田村進氏とタッグを組み、従来の"Tube Screamer"を踏襲しながらも、新時代のサウンドともいえる新たなオーバードライブの開発に成功しました。その名も「Serotonin Origin S.T.」です。
KarDiaNプロダクツのなかでも現在進行形でヒットしているTSベースのオーバードライブ「セロトニン」と同じ名が冠せられておりますが、そのキャラクターは異なるものと言ってしまっても差し支えないでしょう。無印セロトニンがTS系ODの"現代的なアプローチ"とすれば、本機オリジンはTS系ODから"着想を得たイマ現代で鳴らされるべきサウンド"という印象でしょうか。 枯れた、というよりかは雑味を一切取り払ったようなピュアさを感じるボトム。主張しすぎることはなく、けれどもしっかりとしたレスポンスがあり、弾きごたえのあるミッドレンジ。そしてこのペダルの性格を特徴付ける、といっても過言ではない、鋭く研ぎ澄まされたトップエンド。冬の張り詰めた空気のような存在感が絶妙なチューニングです。TrebleとBassがそれぞれ操作できますが、それぞれ劇的な変化量ではなく、KarDiaNが自信を持って提示したサウンドに対して、微妙に温度、湿度を変えてゆくような雰囲気です。
限定生産モデルではないものの、他モデルと同様大量に市場に投与されることはないようです。摂取できるタイミングでお求めください。
サウンドはこんな雰囲気です。拙い演奏ですが少しでも参考になれば幸いです。
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