ひとくちメモ
ビタミンCはレンジ、ゲイン量ともに幅広くクリーミーなブースターとしての活用が可能です。ビックマフの持つ要素である多少の毛羽立ちと厚みをローゲインでもキープすることが出来るのが驚き。もちろんピッキングへの表情も豊かでオーバードライブといっても差し支えのないほどの汎用性を誇ります。
一方、エレハモはやはりファズ/ディストーションといった具合で設定ゲインも充分に高く、レンジもハイミッドをフォーカスしたジューシィで音抜けのいいチューニングがなされております。汎用性ではKarDianに譲りますが、そもそものコンセプトが”リイシュー”なので誤解を恐れず述べると正当なサウンドともとれます。
エレハモはトーンの効きがシンプルにフィルターで機材に合わせて輪郭を成型するイメージですが、KarDiaNは積極的なサウンドメイクが可能、その幅はアンプのコントロールに近いイメージです。提示された基本の音色があってそれをどう好みに調整するか、といった雰囲気。これまたおもしろいことに設定ゲインの問題もあるのでしょうが、ハウリングが起こりにくいよう帯域を整頓しているのが嬉しいポイント。
録音ではわかりずらいかもしれませんが…KarDianのペダルは総じてライン録音でもそのバランスが崩れず美しいレンジ感を保っており、製作者の想定の広さには驚かされます。
※EHX Ram’s Head Big Muff Piは売却済みです。
※KarDiaNの在庫はこちら。
コメント