研究に研究を重ね、あらゆる側面からサウンドを追及する「Pedaldiggers」。一貫してそこにあるのは現場で使えるということ、それはプレイヤーの求める操作性やただレプリカとしてでは無い音色のクオリティ。そんなシビアな目線を持って生み出された本機は「Over Statement Special」、ダンブルアンプ”Over Drive Special”の歪みを詰め込んだモデルです。
同社「Super Natural」(ロベンフォードが元ネタでしょうか…)がプリアンプ的な方向性であるのに対して本機は3ノブというシンプルなレイアウトのオーバードライブペダルとして製作されたようです。ダンブルアンプを実際に弾いたことが無いので似てる、似てないの視点は持ち合わせておりませんので以下純粋なインプレッションです。
ゲイン幅は決して高くないものの、濃密な中音域の集まりがギターのおいしい帯域をプッシュ、それはもたつくような暑苦しいほどの飽和感ではなく”洗練されたレンジ感”といった印象を受けます。ボリュームへの追従性は言わずもがな、なによりタッチ対する表情の出具合が非常に素敵。弱くピッキングした際にも音の輪郭が崩れることが無い(ように聴こえる)というのが驚きです。
そんな具合ですのでGAINは単純に歪み量というよりも使用するギターやアンプによって音圧感を調節するという認識のほうがうまい塩梅でいけそうです。弾いていくと次第に分かってきたのですが”洗練されたレンジ感”というのはハイとローの潔いカットと圧縮を微かに感じるミッドを中心とした緩やかなカーブ…そんな絶妙なバランス。ピッキングの際に出力する帯域をしっかりと意識しなければいけない、割とストイックなペダルなのではないでしょうか。
そもそもダンブルアンプ自体が弾く人を選ぶと聞いたことがありますが、それはこのペダルにも感じる特異なレンジ感ゆえなのでしょうか。
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