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ヤマオカ

【商品紹介】KarDiaN – C10H12N2O セロトニン

滋賀県が誇るペダルビルダー北田氏によるブランド「KarDiaN(カージアン)」。
研究に研究を重ねる根気と、類まれなるセンス、そして冷静な客観視を持つ氏は2017年に開催されたビルダーズ・コンテスト優勝を皮切りに、日本国内だけでなく海外にもその販路を広げるに至ります。

今回紹介させていただくのは、避けては通れない”TS系”を再解釈したもの。
C10H12N2O セロトニン」、でございます。

以下オフィシャルサイトより引用(※)。

2つのEQが生み出す、魔法のミッドレンジ
“Vintage Overdrive”の持つ豊かなミッドレンジとなめらかなピッキングレスポンス。その2つの特徴を残しながらも、より音抜けの良い現場的なEQバランスとワイルドなサウンドキャラクターを確立するため”C10H12N2O / セロトニン”が開発されました。特徴的なミッドレンジのキャラクターを持つペダルは通常1つのトーンノブを用いることにより、その魅力を残しながら調整することができます。私たちはこの独特のキャラクターを残したまま現場に即したトーンスタックを実装するという、相反した2つのポイントを共存させる回路開発をおこないました。魔法のミッドレンジを活かした2EQのトーンスタックが生み出す音色は、まったく新しいオーバードライブサウンドです。
(※https://kardian.net/products/c10h12n2o)


ひとくちにTS系といっても現代では様々なモデルが星の数ほど流通しており、そのなかでブランドの個性を出すのは非常に難しいテーマとなっております。
ローとハイをなだらかに削り、ミッドを相対的に際立たせることで、身の詰まったブースターとして運用する、というのが一般的な解釈です。そのなかでゲイン量や音粒の大小などにそれぞれ独自性がみられ、様々な用途で使えるような工夫がなされております。

ミッドレンジは残しつつも、2バンドEQを採用することで旧来のTSよりも幅広くトーンを設定することができます。トレブルは煌びやかさと硬質さを、ベースは立ち上がり時の厚みを。それぞれも広く設定されているので極端なセッティングでも求めるサウンドがそうであれば問題なし。組み合わせる機材によって柔軟に対応できます。
おもしろいのが、歪みのキャラクターはあくまでTS系の範疇を外れておらず、安心して使えるスモーキーなテクスチャ。ただKarDiaNのペダルに共通して感じる、独特のクリアさはあります。(アンプをプッシュする際にそのクリアさがありがたかったり。)それでありながら上述のEQセクションと組み合わせることでリード、ソロ、バッキング、どーんとこい。
ピックアップの出力にもよりますが、ゲイン0で温かみのあるクリーンブースターまたはプリアンプとして使えるのもグッドポイントです。

まとめると非常に柔軟なオーバードライブ。クロロホルムと比べるとまた方向性は異なりますが、これまた持っておいても損のないペダルだと思います。クロロホルムは過度な味付けがなく、乾いたハイミッドがブルージーな感触であるのに対して、セロトニンはマイルドなトーンから弾けるようなトーンまでいけるTS系ミッドレンジが特徴的、といった風でしょうか。
公式でローパスクリーンミックスMODを施しているものもございます。

サウンドはこんな雰囲気です。拙い演奏ですが少しでも参考になれば幸いです。
弊社のKarDiaN販売はコチラ →→→  ウッドヴィレッジ商品販売ページ

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