気付けばもう3月。
先月に比べれば気温も高くなりつつあり、春の陽気を感じる今日この頃です。
卒業式。そして来月は入学式、入社式。
多くのひとが新たな生活をスタートする節目でございます。
さて。
ウッドヴィレッジは店舗を構えて、本年で10周年を迎えます。
平素よりご愛顧いただきまして感謝の言葉もございません。
--・・・。
詳しくは店長きむらからの、お言葉を待つとしましょう。
そんなわけで、
唐突ですが入荷しました。
Squier by Fender Super-Sonic
桜カラーがかわいらしい。この季節にぴったり!!!
どんなギターなのか。手軽にまとめると。
1.ショートスケールである。
ストラトやテレキャスが「ロングスケール(約648mm)」であるのに対して、スーパーソニックはジャガーやムスタングと同様の「ショートスケール(約610mm)」です。
このスケールの違いによりテンションが変わってきます。
同じ10-46のゲージでもショートのほうが緩く、やわらかい輪郭に。
ピッキングの強さによってはピッチがブレやすくなりますので、スマートに鳴らそうと思うと多少弾き方変えるなどの工夫が必要かもしれません。
ピックの厚さを変える、ゲージを太くする、などいろいろ試してみるとおもしろい。
ロングスケールに比べると運指のカロリー消費が少ないのもポイント。
2.リバースヘッド
ジャズマスターやジャガーのオフセットボディ(左右非対称ボディ)を逆にしたようなボディ。そのヘッドもそのまま逆さになっております。
つまり、6弦ペグが最も遠く、1弦ペグが最も近い。レフティ仕様を構えたような独特の様相となります。
パッと見のその「普通と違うぜ感」がなかなかグッドです。ロマンがあればいいのだ、ロマンが。
3.トーン回路がない。
コントロールは3wayのトグルスイッチとノブ2つ。ボリュームとトーンかと思いきや・・・。
「各ピックアップのボリューム」、なのです。
まさかの2ボリューム。トーンなし。
とはいえ、このおかげでフロントはボリュームを絞っておいてバッキング。トグルスイッチで切り替え、リアは全開にしてソロを弾く。といったことも可能です。
サウンド的には余分な回路を通らないため、高音域が減衰しにくく、結果。
ハムバッカーでありながらもブライトめなキャラクターとなります。
とはいえ。
前述のスケールの話ですが。テンションが緩いぶん、弦の振幅は大きくなり、ふくよかさが増します。
なのでブライトめとはいっても、でっこみ引っ込みなところはあるかもしれません。
4.6点支持トレモロ搭載
ブリッジがストラトと同じ6点支持のトレモロユニットが搭載されております。
ショートスケールファミリーのムスタングやジャガーはそれぞれ専用設計のものがついており、アーミングした際にこれまたチューニングが安定しないと評判。
もちろん工夫をすればなんてことはないのですが、やはり難易度は高い。
(※失敗作だ~、ウンヌンカンヌン。ということではなく。もちろんその独特な構造ゆえ出てくる、個性的なサウンドがあります。DAW、録音が主流になったいま、ピックアップの差よりもブリッジの差。ギターを持ち変える点はそこかもしれないと薄々感じてくる今日この頃。米印その1)
より接地が少ない2点支持トレモロに比べれば6点支持も安定しないではないか。というご意見もあるかと思いますが、ある程度のところでご容赦ください・・・。そもそもギターに完璧なチューニング精度を求めてはいけない。セッティングの追い込み甲斐があるといえば、そうです。
(※その精度を求めるのがセットアップ、リペアの仕事であります。合わないのを前提にどこまで、正確な精度に近づけるセットができるか。そこを追い求めるのは楽器屋の本懐でもある。ということは重々承知しておりますよ。ただ解釈、考え方の問題でございます。米印その2)
いま現在在庫におんなしのが2本。
2020年に復刻されたスクワイヤー製。※市場での登場で、本個体の製造は異なる。
双子のように、並んでおります。
調整、ならびに販売はまだなものの。いずれ出てきます。
この季節に桜カラー・・・いかがでしょうか。
在庫はホームページよりご確認ください。
↓【ウッドヴィレッジの商品販売ページ】↓
https://woodvillage78.net/products/list
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