1966年頃、伊ELKA社から発売されたDIZZY TONE。ここ近年脚光を浴びている英BURNSのBUZZAROUNDが引き合いに出される、そのモデルを日本のOrganic Soundsが忠実に再現しました。
Organic Soundsは現代におけるヴィンテージサウンドの探究者ともいえ、確かな知見と豊富なリファレンスを以って少数ながらも名機をリリースし続けています。
実機を参考に組み上げられたサウンドはまさに戦車のよう。爆発力はさることながら、独特のテクスチャとゲート感、さらには歌うようなサステインも。ファズ、と一口に言っても幅広く様々なサウンドが出せる守備範囲の広いペダルです。
スペックとしては、ゲルマニウムトランジスタにSFT353 x2、OC44 x1が採用されています。室内で使用されていたようで美しいコンディションです。
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SUSTAINはいわゆるゲイン。粒立ちが粗くザラっとしたところから、粘り気のあるハイゲインまで広い幅あり。BALANCEはBIGMUFFやDS-1などで見られるローパス/ハイパスのようなトーンコントロールですが、聴覚上の音量がかなり変わるので実質これがボリュームコントロールのような役割をしています。ただ本機は踏みっぱなしで、最終のボリュームはアンプで上げることができるなら、より多彩なトーンとなります。ATTACKがおもしろく、ゲート感の調整で上げ切ればスムーズな輪郭に、下げれば下げることブチっ、ブリっとしたニュアンスが強調され、いにしえのファズ感を強調できます。
これらのバランスを取ることで非常に多彩な音色を作ることができます。オールドなロックを普段演奏する方やレコーディングの場など、これひとつあれば頼もしいファズペダルです。
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